彰人君イエローストーン国立公園
16年前に青少年野外キャンププログラムに来た永井君がお母さんを連れてイエローストーン、グランドティトン国立公園を見せたいと連絡をしてきた。彼は3年連続、夏休みを私がやっていたキャンプで過ごしすっかりアメリカの大自然のとりこになってしまった。高校はユタ州で卒業しその後、立命官大学に帰国子女として入学、卒業し今は名古屋の実家に戻り両親の仕事を継いでいるという。
ツアーが始まる2日前にイエローストーンで雪が降った。まだ、8月下旬だと言うのにもう秋風が舞い、冬の音連れも遠くはない。朝方は5℃前後まで冷え込んだが、日が明ける前に起き出し朝食までの2時間自転車で国立公園を周ることにした。この時間帯が野生動物が一番アクティブに動く時間帯だからだ。コヨーテが道路を横切った、エルクの雄が高い声で鳴き、他の群れの雄を呼ぶ。決闘が始まる。バイソンの群れが車を横目に渡って行く。50頭はいただろうか?私は自転車でバイソンと車の間を走りぬけようと試みたが自殺行為にしか思えない。10m手前まで近づいてみたが、あまりにも危険なのであきらめた。グランドティトンの山がジャクソンレークにきれいに写ってきたのを見とれているといきなり林の中からグリズリーベアーが道に飛び出してきた。あまりにも急な出来事で足が震えてきた。恐怖と言うより一種の刺激なのだろう。朝食にホテルに戻る途中、ムースの親子に出会った。自転車だからこんな冒険を味わえたのだろう。

